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#2:気が早いけど、田んぼの準備(2019/11/02)

紅葉が進んで来ました。今朝は霜も降りた様です。

私の家には、先達さん(*1)から受け継いだ、二つの田んぼと畑が一つ有ります。
田んぼは、今年は春から畑として使ってましたし、先達さんも、ここ数年、稲作をされて無かったのですが、来年は稲作を行うので田んぼに戻してあげないとなりません。

*1:『先達さん』とは、我が家の前の持ち主さんの事です。今も親交が有りますし、何よりここの暮らしの大先輩なので、このサイトでは、こう呼ばせていただきます。

「東海鋼管」さんの桜も、だいぶ赤くなって来てます。(写真:左)
今朝は冷え込んで、うっすらですが霜も降りました。(写真:右)

左の写真は、植え付けて育って来ているジャガイモ。
ジャガイモは、冷涼な気候を好むので、凄く美味しい芋になりました。

右の写真は、採れたサツマイモ。
サツマイモは温暖な気候を好むので、ここは甘くならないと聞いてましたが、町の知り合いの子供たちが『芋掘り』にでも来れば良いかと、多めに作りました。
出来てみると、まぁ、そこそこの甘さにはなりました。

*12月追記:収穫して保存して保存していましたら、もの凄く甘くなりました!!

今年は畑として使っていたので、来年の稲作に向けて田んぼの準備を行います。
先達さんから『道路際の部分は水が漏れ易い』と聞いてましたので『畔波板(あぜなみいた)』を入れました。

左の写真が、今回仕込む「畦波板」。
正式には値段の安い方の「あぜ楽ガード(by コメリ *2)」。
両端がはめ込める様になっていて、必要分を繋いで使います。
(*2:「コメリ」とは、岐阜県によく有る農業に特化したホームセンター)

右の写真の様に、まずは入れる所を掘って行きます。
ずっと使われていて柔らかい田んぼですと、専用の道具で上から押し込んでやれば良いらしいですが、畑として使っていたので無理です。
また、この辺りの田んぼは「耕盤」が浅く押し込む事は出来ないので、ツルハシと鍬で入れる所に溝を掘ってあげます。

実際に効果が有るのかは分かりませんが、より効果が出る様に期待して「耕盤」より深く掘って入れて行きました。(写真:左)

端の部分は、こんな感じで土を被せておきました。
昔は「畦塗り」と言って、こう言う物を入れないで、田んぼの土を練って土手の様に塗り上げて仕上げていたので、これで十分だと思います。

必要と思われる部分全てに仕込んだので、水を入れてみます。

本当は、この作業は春になって「代掻き」の前に行えば良いのですが、先達さんから聞いた水漏れも有りますが、もう一つ心配な事が有りまして。

実は、先に書いた様に、ここは「耕盤」が浅いのに「関市」に有る家内の実家の畑のつもりで深く耕し過ぎて「耕盤」を堀り壊していたのです。
なので、水が溜まるか心配だったので、こんな時期にやってます。

水を入れ始めて2日目の様子。なかなか水が溜まってくれません。(写真:左)

やはり「耕盤」を堀り壊したのが原因なのかと心配でネットでも検索してみました。
すると「耕盤」も固ければ良い訳でも無く、有る程度は水や空気が通る方が良いらしく、固くなり過ぎると掘り壊したりするそうです。
で、近所の名人に聞いてみましたら、水の入る量が少ないのが一番の原因らしいです。

うちの田んぼ用の水は「ダイボリン(商品名か?)」と言う黒いPVCのパイプで沢から引いた水を溜め枡に入れて、そこから田んぼに入れているのですが、細くて水量が足らず、なかなか溜まらないみたいです。

ですので、溜め枡からのパイプを2本にして、流入量を増やしてみました。(写真:右)

水入れから、10日の様子。(写真:左)

かなり溜まって来ましたので、水を含んで柔らかくなった土を少し踏み込んでます。
これだけ溜まれば、そろそろ耕運機で「代掻き」できそうです。
後は「代掻き」して、水の溜まり具合と「畔波板」を入れた道路側の漏れ具合をチェックして問題が無ければOKです。

溜まって来た水に映る夕焼けが気鋭だったので、載せておきます。(写真:右)

今回、手を入れる田んぼを、今年どう使ってたかと言うと、春から夏はジャガイモ、サツマイモ、トウモロコシ、枝豆、大豆、小豆、黒豆、カボチャ、スイカ。
今は、白菜、キャベツ、チンゲンサイ、水菜、大根、などなど。

基本『自給農家』なので、自分たち+αの量しか作りませんが、トウモロコシ、カボチャ、スイカは「関市」の家内の実家で作る感覚でやったら失敗してしまいました。